料理から学んだ事
ソフトウェア技術部 部長 塩田 敏弘

会人に成り立ての頃

会社で昼にインスタントラーメンを作って食べている先輩がいた。 当時、実家から通っていた私は、料理は一切した事がなく当然インスタントラーメンも作った事がなかった。そこで、どうやって作るのか教えてもらった。 その作り方は、ラーメンドンブリに水を入れ、その水を鍋に移して沸騰させてから麺を入れ茹でる方法であった。ある日、その方法で作って見たが二人分三人分を作る時は、不便だし時間も掛かるし何か変だ。そこで、母が作っている所をこっそり見てみる事にした。 教えてもらった作り方と違う方法だった。な〜るほどそうか!何人分でも簡単に作れるのが解った。作り方は1つじゃない。応用すれば他の方法もある。仕事でもそうだ!教えてもらった事をその通りにしているだけじゃ進歩が無い。いろいろ応用し、もっと効率の良い方法を考えないといけない。その後は、教えてもらったら、このやり方はホントにベストなのか?他にもっと良い方法はないか?考えるようになっていた。また、他人の行動なども参考にしていた。(決してストーカーではない(笑い)) プログラムも、悩んで作った物や他人が作った物を参考にし改良して、一歩進んだものを作り、出来た物を抜粋してストックするようにした。今後また、同じような処理を要求される事が必ずある必ず来る応用すれば使えると思ったからだ。・・・それは、直ぐにやって来た。その後も何度もやって来た。ストックして置いて正解だった。 この世界は、新しい物がドンドン出来てくるので、先入観に囚われず新しい考え方やアイデアが必要だ。より良いシステムを作る為にも、今一度「優システムの理念」を読み返して見よう。


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